2019-09-01 【詩】「リルケに捧ぐ」 文学 #詩 「リルケに捧ぐ」 主に捧げる秋の詩の 錆色の葡萄傷心だけが私の唯一の収穫 宇宙の果てに消えた父を探して 出かけねばならないどうやって? 宇宙飛行士としての訓練もしてなくて 宇宙服もなくNASAにも登録してなくて ナンタケットだけは覚えている捕鯨の基地 そうわれらの国は実験用として食用よりも多くの 鯨をとっていた主よ許したまえこの 愛らしい動物を解体して食っていたこと iPad miniで聴くドイツ語が直接私に降り注いでくるそは 神のかたこと もう13行目まできたのにブランクでやりすごし いちばんたやすい詩法でごめんこうむるDie Sonette