山下晴代の「積ん読亭日常」

まっとうな本を読んでいく。

2012-03-21から1日間の記事一覧

『世界認識の方法』──他人のフンドシでとった相撲?

『世界認識の方法』吉本隆明(1980年6月刊、中央公論社)「いかにしてマルクス主義を始末するか」 最初で最後の、吉本隆明とミッシェル・フーコーとの対談が収められた本である。本書の中で、フーコーの発言はかなりの量を閉め、内容も深いものがあるが、帯…

『世界認識の方法』──他人のフンドシでとった相撲?

『世界認識の方法』吉本隆明(1980年6月刊、中央公論社) 「いかにしてマルクス主義を始末するか」 最初で最後の、吉本隆明とミッシェル・フーコーとの対談が収められた本である。本書の中で、フーコーの発言はかなりの量を閉め、内容も深いものがあるが、…