山下晴代の「積ん読亭日常」

まっとうな本を読んでいく。

二人のノーベル賞経済学者、ギリシア首相を支持

おはようございます。朝のニュースです(笑)。

経済破綻寸前で、EUが緊縮財政案を提示、ツィプラス首相がそれを拒否したギリシアですが、その緊縮財政を受け入れるかどうかの国民投票が近々行われます。古典的経済学者は、EUの主張を指示しているようですが、二人のノーベル賞学者が、ギリシアの首相を支持(ブログなどで)しています。

ジョセフ・スティグリッツは、EUギリシアに求めているものは、ギリシアの民主主義への不当な介入だ、国家の自立のもと、昔のようによくなっていく可能性がある、としています。

ポール・クルーグマンも、たとえ経済的不況になっても、EU下での今ほどの地獄はないだろう。いまのギリシアの経済破綻は、EUの野蛮な政治のせいだ。EU下では、牢獄のままだが、自由になれば、よくなる可能性もあるとしています。

「EUの属国」となって、永遠に「お荷物」であり続けるか、貧しくとも希望を抱いて立ち直ろうとするかの道か、と思われます。

フランスの新聞「LIBERATION」の元記事↓

http://www.liberation.fr/monde/2015/06/29/deux-nobel-d-economie-au-secours-de-tsipras_1339529?utm_campaign=Echobox&utm_medium=Social&utm_source=Facebook

ジョセフ・スティグリッツのエッセイ↓

http://www.project-syndicate.org/commentary/greece-referendum-troika-eurozone-by-joseph-e--stiglitz-2015-06


ポール・クルーグマンのブログ↓

http://krugman.blogs.nytimes.com/2015/06/28/grisis/?module=BlogPost-Title&version=Blog%2020Main&contentCollection=Opinion&action=Click&pgtype=Blogs®ion=Body&_r=1