山下晴代の「積ん読亭日常」

まっとうな本を読んでいく。

2014-07-12から1日間の記事一覧

『「ボヴァリー夫人」論 』──普通の日本人は「読まずにすませられる」

『「ボヴァリー夫人」論 』蓮實重彥著(筑摩書房、2014年6月刊) Gallimard社のfolio版(ペーパーバック)、『Madame Bovary』に付いている、Maurice Nadeau(有名な文芸評論家)の序文によれば、フローベールは、この小説を53ヶ月かけて遂行に遂行を重ね、…

『「ボヴァリー夫人」論 』──普通の日本人は「読まずにすませられる」

『「ボヴァリー夫人」論 』蓮實重彥著(筑摩書房、2014年6月刊) Gallimard社のfolio版(ペーパーバック)、『Madame Bovary』に付いている、Maurice Nadeau(有名な文芸評論家)の序文によれば、フローベールは、この小説を53ヶ月かけて遂行に遂行を重ね、…