山下晴代の「積ん読亭日常」

まっとうな本を読んでいく。

2019-07-30から1日間の記事一覧

【日本の短編を読む】高見順「或るリベラリスト」

【日本の短編を読む】高見順「或るリベラリスト」(『文藝春秋』昭和26年5月号)(四百字詰め約90枚) 蓮實重彥は『物語批判序説』で、物語=紋切り型を批判したが、それは物語のきれいな型に収まっているものを、小説とはしないという考え方だった。そして…