山下晴代の「積ん読亭日常」

まっとうな本を読んでいく。

美術出版社の件

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 3月4日に、『美術手帖』でおなじみの、美術出版社が民事再生法の適用を申請したニュースが流れたが、民事再生法は、倒産した会社の再生を目的としている。
1978年に、筑摩書房が、会社更生法の適用を申請したが、経営を見直し、1991年には債務返済完了し、いまの筑摩書房がある。この経営見直しは、決して、「売れる本」を出そうとした結果ではなく、社内の組織やり方等の見直しで、かえって、本は、「よい本だけを出そうとした」。
民事再生法会社更生法は、倒産した会社に適用されるが、違いは、後者は株式会社にだけ適用され、前者は、経営陣の刷新は必須とされない。

 このところ、『美術手帖』の増刊号には見るべきものがあり、そのひとつを買っていた。それが「国宝のすべて」であるが、これは保存版である。
筑摩書房のように、バージョンアップして蘇ることを期待する。


Bijutsu-shuppan company applied "The Civil Rehabilitation Low".
The purpose of "The Civil Rehabilitation Low" that applies Bijutsu shuppan is the reestablishment.
The company published some special issue of "Bijutsu-techo" that is worthy of preserve like "All about japanese national treasure".