山下晴代の「積ん読亭日常」

まっとうな本を読んでいく。

【サバイバル】のために

熊本ではまだ、ひどい地震が続き、16日未明の、当地(福岡)でも、かなり揺れを感じた(震度5)、熊本では震度6にあたった、その地震が「本震」だと、気象庁は発表した。それで、ただならぬものを感じ、以下の本を、緊急読んでみた。

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【サバイバルのために】

いま、Kindleにダウンロードして、鎌田浩毅『西日本大震災に備えよ』(PHP新書、201511月刊)を読んだ。

日本列島は、「3.11」以降、千年単位の活動期に入った。今後、99%の確率で、2030年までに、「南海トラフ地震」は起こる。

3.11」の東日本大震災を起こした「太平洋プレート」と、西日本の地下にもぐりこんでいる「フィリピン海プレート」はべつのものである。
いずにしろ、日本列島は、どの地域で大地震が起こってもおかしくない。とくに首都圏でM7クラスの地震が起こった場合、「3.11」の10倍の被害が予測される。

いま、地震が起こってない地域の人々も、「明日はわが身」という気持ちが身を守る。

どこへ移動するにも、常備すべき「サバイバル・グッズ」として、

ペットボトルの水(500ml)、ドライフルーツ(チョコレート、羊羹など)、ペン型ライト(と予備の電池)。

「大変動の時代」を迎えた日本人の生き方として、

電気を大量に使う冷暖房、エネルギーを大量に使った食べ物といった「文化装置」を可能なかぎり減らす。

自然の声に耳を澄まし、聞き取れるような体質を作る。足腰を鍛える。自分の体の感覚を信じる。