山下晴代の「積ん読亭日常」

まっとうな本を読んでいく。

『ネットワークがよくわかる教科書』(福永 勇二 著、SBクリエイティブ、2018年9月21日刊)──20年前に誰もが知っていたことしか書いてない(★)

『ネットワークがよくわかる教科書』(福永 勇二 著、SBクリエイティブ、2018921日刊)

(自分で買ったのではなく、Amazonが、Vineメンバー(という制度があるんですが。どういう人に資格があるのかというと、レビュー順位が上位+たくさん購入している客(笑))にタダで供与されるレビュー品です。)

 20年以上前からホームページを、自力で作っているので、昔は、この本にもっともらしく章立てで書いてるような事柄は、こうしたことに携わっている人々にとっては「前提」であった。とくに、コンピューターと通信は、まったく違う分野であるということは、深く認識していなければいけなかった。でないと、不具合の場合も、対処のしようがない。いま、誰もがスマートフォンを持ち、インターネットを覗いたり利用しているが、こうした知識はまったくないのかもしれない。それにしても、である。もっと違った切り口があったのではないか? こういうことをハナから知らない人は、たぶん、まったくなんのことか理解できないし、こういうことがあたりまえの人には、なんの意味もない本なのである。