2019-04-26 【詩】「捨てるもの」 文学 #詩 「捨てるもの」 まず、 ベンヤミン それから ラカン 折口信夫にも 寄ってられない 柳田国男は捨てない ヘーゲルはとうに捨て たぶん カントにも寄ってられないだろう ゲーテはかなたで ホバリング なれど いずれ 捨てることになるだろう さういふ 枝葉に かかずらわっていたら、 おのれの 思考を深められない ショーペンハウエルとかいう哲学者が言ったそうではないか、 それらは、所詮、他人の思考にすぎないと、 借りているということを認識しなければ ね。 そこの ヲジサン、ヲバサン。