山下晴代の「積ん読亭日常」

まっとうな本を読んでいく。

2019-02-20から1日間の記事一覧

【詩】「そして世界は泥である」(E fango e il mondo)

「そして世界は泥である」 鉛色の空を 斜め上方から 降りてくる 禿鷹 鉱山の任地のゲーテと 重なる 人妻に恋していた そして その旅の詩を もじった ベケット とも しかし彼は 誰も 恋してなかった 詩人の 二重写し けふ は ふじわら の みちなが の お つ や…