山下晴代の「積ん読亭日常」

まっとうな本を読んでいく。

2019-05-19から1日間の記事一覧

【詩】「すずき(鱸)」

「すずき(鱸)」 すずきでまず思い出すのは、平家物語である。 平家かやうに繁盛せられけるも、熊野権現の御利生(ゴリシヤウ)と聞こえし。其故は、古へ清盛公、いまだ安芸守たりし時、伊勢の海より、船にて熊野へ参られけるに、おほきなる鱸の、船に踊り…