山下晴代の「積ん読亭日常」

まっとうな本を読んでいく。

2019-06-03から1日間の記事一覧

Yahoo!終了で他のブログ移行に関して

いま、Yahoo!が、自動的に移行できる他ブログとして、四つのブログを紹介しています。1,アメーバ 2,ライブドア 3,はてな 4,シーサー 私は、上記のうち、1~3までは、すでに何年も前にアカウントを持っています(笑)。使い心地をいうと、 1,は、芸…

【Amazonレビュー再掲】『アベノミクス批判――四本の矢を折る』 ──極右政治家(海外メディアはそう書いている)安倍晋三分析(★★★★★)

『批判――四本の矢を折る』(伊東 光晴 著、2014年12月14日、岩波書店刊) 伊東光晴は、『ケインズ』(岩波新書)の翻訳もあり、長きにわたる雑誌『世界』の論客であるが、それより、「岩波文化を代表する」などと形容されることもあるようだ。「岩波文化の凋…

『現代詩手帖2019年6月号』──読むところがない(笑)(★)

毎年年末は、アンケートと「住所禄」の号であったが、それを、年度の半ばでやってしまっているとは、よほどネタがないのだろう。ネタなど、ふだん問題意識を持っていれば、いくらでも浮かぶものだが、この編集部は、いかにして、推定300人程度の「読者」(含…

『誰もがそれを知っている』──差別構造を浮かび上がらせるミステリー(★★★★★)

『誰もがそれを知っている』(アスガー・ファルハディ監督、2018年、原題『TODOS LO SABEN/EVERYBODY KNOWS』) ファルハディ監督の作品を、『彼女が消えた浜辺』(2009年)『別離』(2011年)『セールスマン』(2016年)と見てきたが、本作に一番近いのは、…